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東京人工群島

1992年作品

 乾季のスコール

阪本良太/著

 

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 この短編は、阪本良太(後の島津出水)氏が、東京人工群島読者によるコンテスト用に最初に書き下ろした物語です。東京人工群島では読者によるコンテストが頻繁に行われていましたが、本作はその出品作の中でも屈指の出来を誇る、名作の呼び声も高い作品と言えるでしょう。
 「ちきちき」「お家安泰、スパイは賃貸」の頃に書かれた物語ですので、未読の方はそちらを先に一読されることをオススメします。
 この短編をして俄然注目された「阪本良太」氏は、「ベビークライシス」という助走期間を経て、東京人工群島の魂の礎たる「青い陰謀」を執筆するに至ります。また、現在の「島津出水」氏のルーツを知る上で、欠かせない一作であるとも言えます。
 本作は、当時としては(そしておそらくは今も)扱いが非常に難しいテーマとなっていますが、本作の趣旨は差別的意図を助長することを目的としたものではありません。著者の訴えを正しく理解していただくためにも、敢えて1992年の公開当時のまま、一切の内容上の改訂を行わずに掲載させていただきます。

(文責:楠原笑美)

 

●初出Network−GL
●登場する時代西暦2019年8月

 

 



(c)1992,2004阪本良太.