風呂屋

作詞 福島康之
作曲 福島康之 

看板まぢかの風呂屋にかけこむ
ラジオが0時を伝えます
昨日も明日もへったくれもないので
ぼくはズボン降ろします
壁に貼り付くみじめな富士山
カランの音が響きます
窓ににじんでぼんやりぼんやりお月さん
光ります

湯気にかすんで消えてしまいそうな
ほんにせつないね
すずめのなみだの愛をありがとう
君は毎日きれいにからだ洗うのかな
君は毎日きれいにからだ洗うのかな

灯りの消えたパン屋の前で
君が来るのを待ってます
夏の盛りに寒くもないのに
じじいの石鹸カタカタ鳴ってます
ゆっくりつかってスッキリしたかい
待ちくたびれて眠いです
風呂屋を知らない君の育ちを
ラムネのあぶくに浮かべましょう

湯気にかすんで消えてしまいそうな
ほんにせつないね
すずめのなみだの愛をありがとう
君は毎日きれいにからだ洗うのかな
君は毎日きれいにからだ洗うのかな
君は今でもきれいにからだ洗うのかい
君は毎日きれいにからだ洗うのかな